周期的複合音 【音楽の勉強・基礎知識/音楽用語・歴史】心理的高さ
倍音が組み合わさってできる音を周期的複合音といいます。
複合音は複数の純音が足し合わせられてできています。
周期的複合音【倍音を組み合わせた音】
複合音は複数の純音が足し合わせられてできており、構成する純音(成分)の周波数が最低次成分の整数倍になっているときの複合音を、周期的複合音(調波複合音)といいます。
最低次の成分を基本音、その2倍の周波数の成分を第2倍音、その3倍の成分を第3倍音・・・といったように整数倍ごとの呼び方をします。
周期的複合音は倍音が組み合わさってできる音ですので、明瞭なピッチを生み出すことができます。
周期的な音は倍音関係にある純音(正弦波)を足し合わせてできているので、次のように表すことができます。
Asin(2π ft)+Bsin(2π 2ft)+Csin(2π 3ft)+・・・、A・B・Cは各倍音の振幅を表します。
逆に周期的な波形の音はいずれも倍音関係にある正弦波の和として表すことができ、このような関係をフーリエの法則といいます。
音の波形は基本音と同じ周期を持ち合わせていることにより、基本音と同じピッチが生まれることになりますが、基本周波数が同じの場合でも、各倍音の振幅が異なれば音色は異なることになります。
周期的複合音の波形